眼瞼下垂

眼瞼下垂の治療について

眼瞼下垂を引き起こす病気には、後天性のもので以下の物が考えられます。

①上眼瞼挙筋腱膜のゆるみや断裂
・ 加齢
・ まぶたのこすりすぎ

②神経が原因
・ 脳梗塞、脳腫瘍
・ 動眼神経麻痺(上眼瞼挙筋麻痺)
・ 交感神経麻痺(瞳孔が縮小する)

③筋肉が原因
・ 重症筋無力症
・ ミトコンドリアミオパチー
・ 筋強直性ジストロフィー

④外傷が原因
・ 白内障、 緑内症の術後
・ 事故

どのタイプか判断するには、
①の場合は、ミュラー筋(交感神経)ががんばりすぎて、肩こりなどの自律神経失調症の症状がでます。
②に関しては、同時に物が二重に見えたり、部屋が暗くなったりと視力障害がでてきます。
③の判断は難しく、血液を調べてそれぞれ除外していくしかありません。
④の原因はすぐわかりますね。

治療方法としては、
長野式では、T4(第4胸椎と第5胸椎間)
YNSAでは、額の眼点
中医学では、陽明経(大腸経、胃経)で、合谷、足三里
脈診により全身の体調を整える
局所治療として、目の周りへ鍼と温灸

いままでに来られた患者さんは、①腱膜、②脳腫瘍が原因でした。

脳腫瘍については、
脈診による全身調整(脳血流が良くなるツボ)を行い。
局所治療として、目の周りに電気パルスを行った。
施術直後から少し改善がみられ、2回目で眼瞼下垂がほぼ治っていたが、
動眼神経麻痺による眼球の運動不良は変わらず。
眼瞼下垂が改善した理由は、局所の鍼刺激と電気刺激が、
脳へ伝わり脳腫瘍で圧迫されている神経が活性化したのではないかと思われる。

別の患者さんでは、②、③、④がなく①にあてはまるのだが、
(物が二重にみえたりせず、むしろまぶしいことがあった。)
眼瞼下垂の症状は中程度であるため、腱膜が断裂しているとは考えにく。
そのため、腱膜のゆるみが原因であろうと思われる。
治療としては、3回行った。
脈診は、肝実、胆実、胃実であったので、太衝、足臨泣、足三里、陽陵泉。
YNSAとしては、眼点へ。
陽明経の合谷、長野式のT4へ。
局所としては、晴明、四白、太陽を行った。
それ以外に、肩こりをとるため、頸部、肩にこりの鍼(平方鍼法)も行った。
施術直後は若干良いが、夕方にはすぐにまぶたが落ちてしまうようです。

次回やるべき内容としては、局所(眼球回り)を重点に行い、電気パルスを行ってみたいと考えている。


この記事へのコメント


この記事へのトラックバック